標記会議出席のため、釧路市へ。
フォーラム「生物多様性の保全と博物館の役割」
釧路市立博物館が所蔵する、4850種に及ぶ昆虫類の標本からなる飯島一雄コレクションは地域の生物の多様さ、自然環境の健全性を示すものです。
しかし、近年、人間活動による生物の多様性の消失が、人類の生存を危うくするとさえ言われています。本フォーラムでは「生物多様性とは何か?」、そして地域の生物多様性を保全するために、国の施策の立場、調査研究の立場、動物飼育や環境教育の立場、博物館標本資料を扱っている立場から、それぞれ意見を交換し、地域の皆さんと生物多様性の保全について考える機会とします。
日時:平成21年10月17日(土) 13:30〜16:45
会場:釧路市立博物館講堂
基調講演
「生物多様性をめぐる国の施策」
則久雅司 氏(環境省釧路自然環境事務所)
事例発表
「コレクションが語るもの」
土屋慶丞 氏(釧路市立博物館)
「動物園から見た生物多様性」
井上雅子 氏(釧路市動物園)
「コウモリ類から見た生物多様性」
近藤憲久 氏(根室市歴史と自然の資料館)
外来種問題など、豊かな原始自然の宝庫である道東であっても例外ではない。しかし、昆虫分野含め当地域の生態系の様相は詳らかではない。やはり、地域の生物相を継続的に明らかにしていくこと。それは、市民イベントやボランティアや同好会などとの活動を通して、一緒に多様性保全の認識を普及していこうという・・・。見学会などでもkeyword的に使っていかなくてはね。
昨年は、会議運営を一手に引き受けていたので大変だったが、今年はゆっくり聴いてられた。