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ねむろHistory&Nature Blog

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踏査

 この1週間は、分布調査強調週間であり、未探索箇所が多い、温根沼沿岸の遺跡を探索。
国有林内を抜けて歩く歩く。大半が牧草地と化した根室原野であるが、国有林は最後の砦で素晴らしい大木がいっぱいだ。狙いのポイントは、最寄りの林道から歩いて20分。1kmと少し。ちょっと遠いな。しかし、今後につながりそうな成果も。
 湖に流れ込む河川の河口の台地上。縄文や擦文が見逃すはずなく、タンチョウやオオハクチョウも集う別天地のような場所である。
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だいぶ古いが、クマゲラの食痕。
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# by nemuro-curator | 2012-10-18 23:06 | 考古学

学芸部会集会

 気付いたら、10月半ば。時の移ろいの早いことよ。

10/10-12の日程で学芸部会集会@北見市常呂町に大参加。
今回は研修形式で、写真研修と植物標本研修の二本立て。私は写真研修の方を選択。
非常に実り多い研修となり、光を回すことと遮断することにポイントがあったと考える。レフ板までは頭は回っても光を遮断する黒紙までは及ばなかった。研修の叩き台として、弊社の写場も開陳したが、もう一度セッティングを考え直さないといけないな。とりあえず、手持ちの道具で光を回し、遮断する工夫を・・・。

講師の方々、事務局の方々大変御苦労様でございました。大変勉強になりました。

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# by nemuro-curator | 2012-10-17 22:11 | 資料館

史跡見学会

 史跡見学会実施。サンマ祭りと同日に開催という蛮行をしでかしてしまったが、これには訳があり、納沙布岬灯台の内覧会が開かれていたからだ。今年はアダムラクスマンが根室に来航してから220周年であり、金刀比羅神社から根室港を臨み、弁天島の遺跡やラクスマンの根室来航について話す。ここだけで、その気になれば1時間以上は喋れるが、先もあるので適当なとこで引き揚げ。
 ノツカマフチャシ跡やヲンネモトチャシ跡を巡検。今年はかなり草を刈り込んでいるので、遺構面がかなり良く観察できた。納沙布岬灯台では、初めて内部を見学。今年は、納沙布岬灯台点灯から140周年を迎える年でもあることから灯台の歴史についても学ぶ。今回はiPadに絵図や古写真を仕込んでいったため、より多くの資料を紹介することができたのではないかと思う。
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ところで、遅ればせながらブログパーツにtwitterを組み込んだが、あまり続かないだろうな。
# by nemuro-curator | 2012-09-17 23:07 | 資料館

自然観察会

 自然観察会を、ノッカマップ灯台周辺で実施。最早、数少ない往年の根室原野の姿を留めている貴重なフィールドの一つである。初秋の草花を観察。エゾリンドウがきれいで、ハマナスも花を残しており、半日かけゆっくりと原野を歩行した。自然担当が本年度定年のため、事実上最後の屋外観察会である。30年間粛々と毎年根室原野での観察会を続け、ここ数十年の植生の変化というのも随分目立つという。植生の定点観測は重要で、引き継いで頂きたい事業である。
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# by nemuro-curator | 2012-09-15 21:02 | 資料館

電光石火的浜頓

 道北浜頓別で展開されている貝層工作の下働きに。北海道の貝塚とは思えない貝構成に仰天する。いや本当にすごいな。良いものを見せて頂きました。
しかし、昨年行ったときはそう感じなかったが、浜頓から根室は随分遠く感じたな。ほぼ日中ずっと車で走っていたよ。数年前から手伝ってくれている面子も来ており、長期に渡る缶詰的屋外工作本当に御苦労様でございました。
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# by nemuro-curator | 2012-09-11 20:57 | 考古学