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ねむろHistory&Nature Blog

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看板

 西月ケ岡遺跡の説明板が耐用年数を超過しているため、新築工作を行っている。
板面通りだと、築30数年が経過しており、よくもまぁという感じである。80年代に、遺跡内だが指定区域外において道路の拡幅に先立つ、発掘調査も実施されている。参加者を見ると、現在の道内で学芸職や埋文行政をリードしておられる御歴々が名を連ねており、深遠なる研究史を前に板面の一言一句に緊張を禁じ得ない。
 そういうワケで一から十まで丸投げできない状況なので、基本的に彩色した図版のベクターデータとある程度のレイアウトまでは提示しないといけないワケで、測量図や土器の実測図を再トレースすると、それなりの時間を食われるのである。
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by nemuro-curator | 2011-10-31 00:58 | 考古学

巡検

 釧考研の方々が来根。
 弊社で土偶などを熟覧された後、発掘最終段階のトーサムポロ竪穴群へ。この際なので、当方もくっついていき、ここのところの知見を教示頂く。おもにオホーツク期の部分であるが、竪穴部分は35年くらい前と18年くらい前に調査されているものの、周辺の遺構密度は高く、該期の墓もみつかり、大変な成果である。
 その後、今年も歩道整備したヲンネモトチャシ跡へ。海浜の眺望が効くチャシ跡は、現地に至るまで困難を強いられるところが多いが、ここでは比較的容易にアクセスできる。歯舞群島と国後島が見え、海を介したアイヌ民族の広汎な移動力を想像させられる。

 貼付文期といえども、住居が四角に近くなり、規模も小さくなっている。同じ貼付文期で五角形で長軸12mを誇る、ある意味折り目正しいオホーツク住居を有するヲンネモト遺跡と時期差はいかほどなのだろうか?
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by nemuro-curator | 2011-10-22 22:16 | 考古学

道東3管内博物館施設等連絡協議会交流推進会議

 標記の会合を標津町で実施。今年は弊社が事業事務局の任を負ったが、何よりも受入れの標津町のO氏とI氏には、会場手配や現地研修のほか飲み屋の手配、果てはサケしゃぶの交渉に至までお手を煩わせた。
 北海道は広いので、各ブロック毎に博物館園が加入する協議会が存在し、それぞれ多様な活動を展開している。近年、当協議会では一般参加者もOKということで検討会を実施している。

開催内容は以下の通り
テーマ
 「東北海道の自然と文化3 人と湿地のかかわり」
基調講演(13:40~15:00)
 「人と湿原の共生の現状と未来」 新庄久志氏(釧路国際ウエットランドセンター主任技術委員)
 事例発表(15:10~17:05)
「アッケシソウの保護増殖活動について」熊崎農夫博氏(厚岸町海事記念館)
「天然記念物標津湿原での近年の取組み」小野哲也氏(標津町ポー川史跡自然公園)
「野付湾・野付半島-野付通行屋跡遺跡の調査から」石渡一人氏(別海町郷土資料館)
「縄文人の湿地利用-根室市温根沼周辺の遺跡調査から」 猪熊樹人氏(根室市歴史と自然の資料館)

【第2日】10月9日(日)
 実地研修 標津町歴史民俗資料館、標津湿原、伊茶仁カリカリウス竪穴群、標津川河口左岸2遺跡調査見学、標津町サーモン科学館見学。

 基調講演では、草創期に釧路湿原の保全に向けた調査や現在の取組み等を聞くことができ、先達の仕事に触れることができ感銘した次第。また事例発表においても、各地域の湿地の再生や活用に関する取組みや湿地と人の関わりに焦点をあてた報告がなされた。

伊茶仁カリカリウスの復元住居で
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by nemuro-curator | 2011-10-08 22:11 | 資料館

史跡見学

 話が前後するが、8月下旬に史跡見学会実施。
おきまりのイチャルパ会場を巡り、現在、道センター調査中のトーサムポロ遺跡を見学。オホーツク期の遺構や縄文前期の住居址など、懇切に解説頂いた。お休み日に、毎年大変申し訳ありません。
 その後、今年も階段整備したヲンネモトチャシ跡へ。また、3.11の関係もあり、南部沼の津波堆積物露頭も見学。土採り場なので、昨年よりも随分露頭が減ったが、津波堆積物が手軽に見られる場所は国内でもなかなか無い。

黒色土が泥炭層で通常の堆積土、黒色土にサンドされている灰色層が津波によって運ばれた海砂層、中央の明るい褐色の層が樽前c。ちょこっと削っただけで8層の津波堆積物を確認。
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by nemuro-curator | 2011-10-06 21:00 | 資料館

80th

 久々の投稿である。
リンドバーグ夫妻来日80周年ということで、企画展実施。
当時の写真やリンドバーグがプロデュースした飛行機の模型、関係書籍など
多数の方々の御助力により開催できた。
 特に、夫妻の次女reeve氏がわざわざ米国から、本展示開催の祝辞を御送付
頂けたのは誠に慶賀の至りであり、弊社一同奮起した次第である。

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by nemuro-curator | 2011-10-05 19:10 | 資料館