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ねむろHistory&Nature Blog

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カテゴリ:考古学( 67 )

草地2

 名物というか恒例というか、草地改良に係る所在調査。圃場を100ヶ所ちょっと回り、草地の彼方にある包蔵地を訪ねるという・・・。
 調査をする方はそうでもないが、原因者や随行者も草地を横断するなど歩いて頂き、大変御苦労様でした。しかし、広大すぎる。機械力があるとはいえ、これだけの面積の草地化するには途方もない労力である。それに加え、牛の世話や草地の維持・管理を含めると只々脱帽である。
 普段なかなか行くことのない、包蔵地の確認をするにはまたとない機会ではある。しかし、牛というのはなぜ好奇心旺盛なのか。我々が草地に入った途端、遥か彼方から走って来て、出口をふさがれ往生した。
2日間で300km走行・・・。市内なのに・・・。
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by nemuro-curator | 2012-06-15 00:05 | 考古学

草地

草地改良に係る立会。当市は太平洋側に遺跡が少なく、オホーツク海の有り様と随分異なる。河川や入り江が太平洋側に少ないなど、立地条件による解釈が成立するが、実はそもそも草地などに没してしまっていました的なタフォノミックな突っ込みに対応するため、太平洋側の草地を、地形判断等により立会調査を行っている。今回は湖に面する台地上の草地。雰囲気はなかなかだったが、空振りにて候。
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by nemuro-curator | 2012-06-11 23:47 | 考古学

青玉

 遥か、大函館からN先生御来根。借用物件の返却であるが、半ばこちらから分析をお願いしたようなもので、いつも遠路大変恐縮している。ブツは、コタンケシ遺跡で出土したガラス玉。90年代前半の調査で、アイヌ墓より出土したものであるが、これまで再検討の機会を得なかった。
 遺跡出土のガラス玉で数百点まとまって出ているものは、そんなになかったと思うが、よくよく見ると形も様々で面白い。これらは、まさしく交易によりもたらされたものであり、遺跡の近くにはコタンケシチャシ跡という巨大なチャシ跡があることからも、当地におけるアイヌ社会の経済的優位性を思わせる物件である。
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by nemuro-curator | 2012-05-19 20:48 | 考古学

外回り

 外回りが増えてきた。とりあえず国道の関係。総延長16kmの拡幅などの所在調査。
雑木林の中を黙々と歩き、時折、遺跡台帳の記載の内容を確認もする。来月は、草地改良の協議も入ってくる。
これは100ヶ所近くある圃場を訪ね、遺跡の所在調査をやるわけだが、あまりにも広大すぎるため、事前に空撮画像を入手し、圃場と周知の包蔵地の位置関係の把握が肝要である。結局、見ないことには何とも云えないため、勢い、立ち会い件数も多くなりがちだ。牧草地をひたすら歩くので、かなりの運動にはなる。
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by nemuro-curator | 2012-05-18 23:40 | 考古学

先学

 先日、R大学を退官されたY先生が御来根。
市内の史跡をご案内。温根元チャシの頭頂部がエゾエンゴサクで埋め尽くされ、なかなかのもの。これは知らんかったな。近年の草刈りが奏功しているのかな。
 先生が関わられた市内の調査史について御教示を得る。ちょうど幾つか確認したいこともあったので、実に良いタイミングである。
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by nemuro-curator | 2012-05-15 22:48 | 考古学

先人の教え

 某所の事業で市内在住のドクトルにお話を聞き、それを映像に残そうという試み。聞き手として引き受けたが、某所のtopも参加され、鼎談の様相に・・・。
 齢93歳のドクトルは、北方考古学の偉大な先達であると同時に、まさに町の生き字引である。考古学の話を聞いていたが、戦前の漁業や市街地の様子などに話が及び、もう一度日を改めて伺うことに。しかし、あの年齢にしてあれだけ巧く郷土史を体系的に話が出来る人もそういまい。根室の考古学の研究史をディープに語って頂いた。これは貴重だぞ。
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by nemuro-curator | 2012-04-12 00:18 | 考古学

表採

 昨年、鬼籍に入られた方が集めていらした資料。私はお会いしたことは無かったが、長い間にわたり、郷土の歴史や自然にご関心があり、集められた新聞の切り抜きや表採された資料の数々を受け入れた。かなり大きな破片も含まれているが、過去に無届けで工事掘削された際の残土や切り通しの断面から抜いたようだ。幸い、おおまかな表採地が注記されており、一定の資料的価値はあるか。
 年度変わりになり、課の面子の変化や新しい動きもあり、諸々の依頼も入りつつある。最早、資料の一次整理にも多くの時間を割けないが、集中的に期限決めて進めないと終わらないな。
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by nemuro-curator | 2012-04-07 22:07 | 考古学

統廃合

 地域における学校の位置は大変重く、その役割の大きさは今更いうまでもない。しかし、現実は様々な社会的事象により学校の統廃合が進んでいる。学校の所蔵する資料の扱いも、それが果たして来た教育的役割を鑑みた上で取り扱う姿勢が肝要だらう。
 閉校が予定されるある小学校で、展示中の表採資料。学校の近くにはトーサムポロ竪穴群など大規模遺跡が展開しており、生徒らと外を歩いた際に拾ったものを展示してきたらしい。手書きの年表や竪穴住居の解説に熱が込もっており、地域教育の原点を見る思いだ。
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by nemuro-curator | 2012-03-17 22:17 | 考古学

土偶展

電光石火的出札に乗じ、開拓記念館の特別展関係者向け内覧会に出席。レセプション後も展示をみれたので、結構ゆったり鑑賞できた。日本三大国宝土偶が揃い踏みするのは、最早最後だろうとの由。
弊社から出品している土偶は、国宝の前のケースに居ます。個人的には、御殿山期の土偶が一度に見れたこと、大谷地貝塚の土偶を見れたことが大きい収穫であった。翌日の初日もすごい人出だった模様。

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by nemuro-curator | 2012-03-08 23:29 | 考古学

看板2

 ようやく、西月ケ岡遺跡の看板が着工し基礎工事を行い、板面も校了した。間髪いれず、2枚目の制作を行ってきたが、説明板のパーツや内容が固まり入稿のみである。
 場所は、ネイチャーセンター裏の自然学習林の竪穴群である。かなり古い説明板があり、板面の風化著しいが、木製のフレームはしっかりしていて、板面だけの交換で済む。ここは竪穴が50近くある上、遊歩道もあり、実は一番活用がしやすい遺跡である。
 春国岱や風蓮湖も眼下に臨め、温根沼も近い。近年、得られた知見も多く、かなり詰め込んでしまった。私見だが、説明板はデジカメ等で撮影して持ち帰る人も多いので、情報は多いほうが良いのではないかと思う。テキストだけの史跡の説明板も未だに根強く、多いが、せっかく作った図や写真があることだし、カラーやレイアウトも色々できるので、モノトーンなものよりか、理解を助ける情報を盛り込めるだろう。
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by nemuro-curator | 2011-12-12 00:54 | 考古学