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ねむろHistory&Nature Blog

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ジオツアー強行

 予定していた「根室半島ジオツアー」であるが、当日は生憎の雨。とはいえ、雨具の持参を呼びかけ開催。
南部沼の津波堆積物や春国岱の沈降現象などを実地を踏み、解説してもらった。 南部沼のほとりには上部が飛んでしまっていたものの、樽前cを含む良好な津波堆積物の露頭があった。
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 これは、いわゆる500年間隔地震の存在を示す、まぎれもない物的証拠である。
 湿地を掘ると、そこに堆積した泥炭層が累々と検出されるはずだが、泥炭層の間に大量の海砂層が挟まっている。あるポイントでは12枚ほど見つかったところもある。1km以上内陸にまでこうした大量の海砂を運ぶ現象は津波以外に考えられず、火山灰を手がかりに考えると、概ね400年に1回超級津波を伴う、海溝型地震が起っているというものである。
 これは過去50〜60年の根室沖とか十勝沖の津波の比ではなく、浸水領域も広汎に及ぶ。釧路港における超級津波のシュミレーション。最後の超級津波イベントは17世紀代であるので、今世紀中に起きる可能性は十分あり得るのである。こうした異常な津波が、北海道太平洋岸を襲っている事実を周知する目的もあり、一連の行事を開催したわけで、折に触れ周知していかなければならない。
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by nemuro-curator | 2009-07-19 23:52 | 資料館
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